VOICE
お客様の声
お客様の声
2021年11月9日(火)
母が遺してくれたもの
「母は葬儀保険に加入していました。その保険金はお葬儀に全額充てます。」
母の葬儀の打合せの最初に、私が葬儀の担当者さんに言った言葉です。
いつもにこにこしていて誰からも好かれていた母は、79歳の誕生日を
2か月後に控えたある日、突然私に一つの封筒を渡し、中を見ると保険証書が
一枚入っていました。
「なんにも遺してあげられないから。もしもの時に使ってね。」
なに言ってんだよ!と私は言いましたが、母は「いいから、いいから。」
とにこにこ微笑むばかりでした。
母の葬儀の打合せ中に気付きました。
葬儀費用の足しに保険金を残してくれただけでなく、
打合せの最中に、母との思い出が沢山溢れてきました。
きっと母と過ごした毎日を笑顔で振り返る機会を
遺してくれたんだろうなと思いました。